6月下旬、神戸の我が家の庭で咲いている花たち

神戸は梅雨の真っ最中で、台風は通過したものの、降ったり止んだりの空が続いています。そんな6月下旬の朝、庭を見回ってみると、バラの二番花がちらほらと咲き始め、今年植えた草花もしっかり育って咲きそろってきました。さらに、花が終わって切り戻したヴィオラから新しい芽が出て、こぢんまりと咲いていました。今日は、時期の違う花が一度に楽しめている今の庭の様子を、ひと鉢ずつ紹介していきます。

目次

咲き始めたバラの二番花

一番花のあと、どの株が先に咲いた

我が家には、ラ・マリエ、マンダリン・コルダーナ、ヴァネッサ・ベルの三種のバラがあります。それぞれ性質も花の色も違うので、毎年同じ場所に置いていても、咲く時期や勢いに少しずつ差が出ます。一番花が終わってしばらくは、株を休ませるつもりで、水やりと葉の様子を見るくらいの静かな日が続いていました。

6月下旬に差し掛かる頃、朝の見回りのときに、ふとラ・マリエの蕾がふくらんでいるのに気づきました。まだ固いながらも、先のほうがほんのり色づき始めています。よく見ると、少し離れたヴァネッサ・ベルにも小さな蕾がついていました。一番花が終わってひと段落したと思っていたので、次の花の気配を見つけたときは、思わず足を止めて見入ってしまいました。

今では、三種すべてのバラで二番花が咲き始めています。マンダリン・コルダーナも遅れて蕾を上げてきて、庭の三か所でそれぞれの色が少しずつ開いていく様子は、この時期ならではの眺めです。一株ずつ咲き方の癖が違うので、どの株から咲くだろうかと毎朝確かめるのが、梅雨の庭仕事のささやかな楽しみになっています。

一番花との違いと、梅雨の雨への手入れ

一番花のときと比べると、二番花はやや小ぶりのように感じます。花の数もまだ多くはありませんが、株全体を見ると小さな蕾がいくつも控えていて、これからもっとついてくるのではないかと思いながら眺めています。同じ株でも、時期によって花の大きさや表情が少し違うのは、毎年見ていても飽きないところです。

梅雨どきなので、雨との付き合い方には気をつかいます。神戸のこの時期は、朝は小降りでも昼過ぎに急に強く降ることがあり、そのたびに花が水を含んで重たそうにしています。雨が強かった日には、首を垂れてしまった花がいくつかありましたので、そのぶんは早めに摘み取りました。

摘んでしまうのは少し惜しい気もしますが、傷んだ花をそのままにしておくと株の負担になりますので、そのつど手を入れるようにしています。雨上がりに垂れた花を摘み、葉についた水滴を払っておくと、蒸れも少しは和らぐように感じます。派手な作業ではありませんが、この小さな積み重ねが、次の蕾につながってくれればと思っています。

今年植えた草花が、しっかり咲きそろってきた

植え付けから6月下旬までの育ち

今年は、サンパチェンス、花衣(ペチュニア)、アズーロコンパクトを、それぞれひと苗ずつ購入しました。あまり数を増やしすぎると手が回らなくなりますので、この歳になってからは、しっかり世話のできる範囲でと決めています。植えたのは5月の中旬で、まだ苗も小さく、鉢の中で少し寂しく見えるくらいでした。

あれからおよそ一か月半、どの株もすっかり根付いて、二回りほど大きくなり、花が咲きそろってきました。植えたばかりの頃は頼りなく見えたものが、この時期になると鉢の姿をととのえてくれます。日ごとに少しずつ広がっていくので、朝ごとの変化を見比べるのが楽しみで、育ってくる過程そのものが、この時期の庭の見どころになっています。

三種を並べて置いていますが、それぞれ育ち方の速さや広がり方に個性があります。同じ日に、同じような大きさの苗として植えたはずなのに、一か月半でこれだけ差が出るのかと、あらためて見比べています。こうして横に並べておくと、それぞれの性質の違いがよく分かって、来年の置き場所を考える手がかりにもなります。

いちばん元気なサンパチェンスと、少し心配な花衣

いちばん見栄えよく咲いているのは、やはりサンパチェンスです。オレンジ色の花が鉢いっぱいに広がって、庭の中でもひときわよく目立ちます。梅雨の曇り空の下でも、この色があるだけで庭がぱっと明るく見えるので、玄関先に置いておいてよかったと思っています。これから暑くなると、サンパチェンスはさらに大きく咲き誇るようになりますので、今の姿はまだ序の口かもしれません。どこまで広がってくれるか、今から楽しみにしています。

一方で、花衣(ペチュニア)は、今のところ少し元気がないような印象です。株の伸びがゆるやかで、花の付き方もまだ控えめに見えます。梅雨の蒸し暑さや雨の多さが、この株には少し応えているのかもしれません。ただ、ペチュニアは暑さに向かってぐんと勢いを増す花ですので、もっと気温が上がれば元気を取り戻して伸びてくれるのではないかと期待しています。

ペチュニアは花がら摘みを忘れると花付きが悪くなりやすいので、そこだけは忘れないように気をつけています。しおれた花をこまめに取り除くと、見た目もすっきりしますし、次の蕾に力が回るように感じます。アズーロコンパクトも合わせて、この三鉢は毎朝いちばんに様子を見て回る、いわば今年の主役たちです。梅雨が明ける頃には、それぞれどんな姿になっているか、記録を続けていくつもりです。

切り戻したヴィオラが、また咲いてくれた

枯らしてばかりだったヴィオラ、今年は返り咲き

これまでにもヴィオラを植えたことは何度かありました。ただ、そのたびに暑くなる前に枯らしてしまい、花が終わるとそのまま処分するのが常でした。神戸の夏の暑さはヴィオラには少々厳しく、夏を前にお別れするのが、我が家では毎年の決まりごとのようになっていたのです。ですから、これまで私にとってヴィオラは、春だけの花という印象がありました。

今年は、少し違うことをしてみました。5月の中旬になって、ヴィオラの花が少なくなり、株もだんだん弱ってきたので、切り戻すことにしたのです。そして同じ週に、夏の草花を購入して植え付けました。ちょうど庭が春から夏へと入れ替わる時期で、いつもならヴィオラを抜いてしまうところですが、今年は切り戻した株をそのまま残して、様子を見ることにしました。抜いてしまえばそれで終わりですが、だめでもともと、というくらいの軽い気持ちで待ってみたのです。

すると、6月の初旬になって、新しい芽と蕾が出ているのに気づきました。最初はほんの二輪ほど、遠慮がちに咲いているといった様子でした。それが次々と花芽を上げてきて、気づけばこぢんまりとまとまって咲くようになっていたのです。いつもなら鉢がなくなっているはずの場所に小さな花を見つけたときは、しばらくそのまま眺めていました。

冬のヴィオラとの違い

今咲いているヴィオラは、冬から春にかけて咲いていた頃と比べると、ずいぶんこぢんまりとしたものになりました。冬のヴィオラは株も大きく、花もふっくらと数多く咲いてくれますが、今回の返り咲きは、花も株も小ぶりで、控えめな姿です。それでも、6月下旬にヴィオラの花を見られたこと自体が、私にとっては初めての経験でした。

大きさこそ違いますが、あの見慣れた花がまた咲いてくれたというだけで、じゅうぶんに嬉しいものです。ほんの少し手を止めて、抜かずに待ってみるだけで、こんな出会いがあるのだと、あらためて感じた次第です。夏の暑さをどこまで越えられるかは分かりませんが、このまま見守っていきたいと思っています。

6月下旬、時期の違う花が一度に楽しめた庭

こうして庭を見回してみると、バラの二番花、今年植えた夏の草花、そして切り戻したヴィオラの返り咲きと、時期の違う花が一度に楽しめていることに気づきます。春の花、これからの夏の花、そして返り咲きの花が、6月下旬という同じ時期にそろっているのは、考えてみればなかなか贅沢なことです。とりわけ嬉しかったのは、三種すべてのバラで二番花が咲き始めたことでした。そして意外だったのは、これまで枯らしてばかりだったヴィオラが、こんもりと咲いてくれたことです。

今回わかったことを、三つにまとめておきます。一つ目は、6月下旬には、バラの二番花と今年の草花が同じ時期に咲き、リビングからもその様子を楽しめたこと。二つ目は、5月中旬に植え付けた草花が、およそ一か月半でほぼ鉢いっぱいに咲きそろったこと。三つ目は、5月中旬に切り戻したヴィオラから6月初旬に芽が出て、春より小ぶりながらも花が見られたことです。どれも大げさな出来事ではありませんが、私にとってはこの梅雨のささやかな収穫でした。

来年に向けては、バラの植え替えをして、さらに花が咲き誇るようにしたいと考えています。鉢の土を新しくして根の様子を見てやれば、株ももっと元気になってくれるのではないかと思っています。あわせて、来年はパンジーも花が終わってすぐに抜かず、もう少し切り戻して様子を見てみたいと思っています。今年のヴィオラの返り咲きが、そのきっかけをくれました。

もし今、花が終わったヴィオラやパンジーの鉢をお持ちでしたら、抜いてしまう前に一度切り戻してみると、思わぬ花が見られることがあるかもしれません。うまくいくかどうかはその年の天気や株の状態にもよりますので、必ずとは言えませんが、少し待ってみる価値はあるように感じています。私自身、長年枯らしてばかりだったので、今年のような年もあるのだと、気長に構えるようになりました。

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この記事を書いた人

バラや柑橘、季節の野菜づくりを楽しむ70代です。庭の記録や栽培の工夫を中心に、暮らしを快適にするデジタル活用術も、実体験をもとにわかりやすく発信しています。

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