バラの葉が透けるように食べられていた朝のこと

神戸では五月の末になると、朝の空気に少し湿り気を感じるようになります。先日の朝、いつものように庭へ出て水をやっていたとき、先週買ってきたヴァネッサ・ベルの葉が何枚か、透けるように食べられているのに気づきました。今日は、その葉を見つけてから、あわてて何かをする前に、私がどこをどう確かめたかという話をします。原因をすぐ決めつけず、まず自分の目で順に見ていく。そのほうが、結局は遠回りにならないように感じています。

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ヴァネッサ・ベルの透けた葉に気づいた朝のこと

水やりの途中で目に入った一枚

その朝は七時過ぎでした。快晴で、空気の澄んだ気持ちのよい朝です。私は水やりをしながら、前日に買ってきたヴァネッサ・ベルを眺めていました。植え替えをどうしようか、置き場所はどこがよいか。そんなことを考えながら、株のあちこちに目をやっていたときのことです。

ふと、株の下のほうにある葉に目がとまりました。二枚の葉が、葉脈だけを残して食べられています。緑の薄い部分が抜け落ちて、葉の筋だけが網のように透けて見えました。手に取ると、思っていたよりも頼りない感触でした。

被害はその二枚だけで、ほかの葉は無事でした。前日に来たばかりの株です。いつ食べられたものなのか、家に来てからなのか、それより前なのか、私には分かりませんでした。ただ、このまま放っておく気にもなれず、もう少しよく見てみることにしました。

あわてず、葉裏と株元を順に見てみました

まず葉の裏を一枚ずつ

最初にしたのは、葉の裏を見ることでした。葉の表ばかり見ていても、虫は見つからないことが多いように思います。透けた二枚はもちろん、その近くの葉も一枚ずつ裏返して、何かいないかを確かめていきました。

次に、ほかの葉に同じような被害が出ていないかを見て回りました。株の上のほう、内側の枝の込み入ったあたりまで、順にのぞき込んでいきます。けれども、虫の姿も、卵らしきものも、糞のような汚れも、何ひとつ見つかりませんでした。

道具は特別なものは使わず、目で見て、あとはスマホを手にしただけです。透けた葉にスマホをかざし、Googleレンズで写してみました。手元の写真と画面を見比べながら、これは何だろうと、しばらく葉とにらめっこをしていました。

見つけたもの、見つからなかったもの

はっきり分かったことと、分からなかったこと

結局、その日に見つけられたものは、ほとんどありませんでした。食べられた跡ははっきりしているのに、肝心の虫も卵も、姿が見えません。これがいちばん、すっきりしないところでした。

Googleレンズで調べると、チュウレンジハバチの幼虫や、バラゾウムシによる食害かもしれない、といった候補が出てきました。ただ、画面に名前が並んでも、現物が見つからないことには、これと決めることはできません。

思い返すと、ほかのバラでも似たような透かしを見たことはありました。けれど、食べられ方は少し違っていたように思います。前に見つけたときは、一枚の葉に小さな丸い透かしがいくつもできていました。今回のように、葉脈だけを残して大きく抜けるのとは、印象が違いました。確かめたくて、撮った写真をそのままAIにも送り、これは何だろうと尋ねてみました。

その日、私がとった対処と、しなかったこと

取り除いたもの、様子を見たもの

まずしたのは、食害のあった二枚の葉を取り除くことでした。葉脈だけになった葉を残しておいても仕方がありません。茎の付け根のところから、そっと摘み取りました。

虫の姿は見えませんでしたが、食べられ方からして、何かしらの虫によるものだろうと考えました。そこで、株全体にバラ用の殺虫剤、ベニカXを、ラベルの使い方に従って散布しておきました。見えないところに残っているかもしれない、という気持ちもあったからです。

置き場所はそのままにしました。先週来たばかりで、あれこれ動かすのも気の毒だったからです。あとは、一週間ほど様子を見ることにしました。新しい葉に同じことが起きないか、しばらくは朝の見回りのときに気をつけて見るつもりです。

まとめ:透けた葉から私が学んだこと

次の朝の見回りで気をつけようと思ったこと

今回のことで、いくつか心に留めたことがあります。一つは、葉が食べられているのを見つけたら、まず葉裏と近くの茎を順に見て、幼虫などがいないかを確かめること。二つは、原因をすぐ決めつけず、写真を撮ってAIに尋ねてみること。ただ、AIは答えが分かれることもあるので、できれば複数に聞き、写真を添えると、それも見て調べてくれて助かります。三つは、取れる葉はその場で取り除き、あとはラベルに従って手を打ち、しばらく様子を見ることでした。

次に試したいこともできました。今回は虫そのものを見つけられませんでしたが、写真をAIに尋ねたところ、ハバチ類の幼虫による初期の食害ではないか、という答えでした。もしそうなら、成虫が新しい茎に卵を産みつけることもあるそうです。確かめたわけではありませんが、秋には茎に縦の切れ目がないか、一度ていねいに見てみようと思っています。

葉が透けているのを見つけると、はっとします。けれど、まずひと呼吸おいて葉裏をのぞいてみる。今のところは、それくらいの構え方で様子を見ています。

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この記事を書いた人

バラや柑橘、季節の野菜づくりを楽しむ70代です。庭の記録や栽培の工夫を中心に、暮らしを快適にするデジタル活用術も、実体験をもとにわかりやすく発信しています。

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